「んっ・・・」
(耳の奥がムズムズする・・・)
少女は耳の穴を掻きむしりたい欲求に駆られた。
(洗ってない手で耳の穴触ると、よくないってお母さんに言われたけど)
耳の奥でもぞもぞと何かが蠢くような感触が走り、我慢できなくなった。
「うっ!」
突然、キーンと甲高い音が耳の奥で響いた。
「ひやっ!」
ヌルッとした感触が指に触れた。
(なにこの感触・・・)
明らかに自分のものではない、なにか別の生き物のような感触。
すると少女の視界の端に何か蠢くものが見えた。
「ひっ!」
緑色のミミズのような生き物が顔の近くで蠢いているのが見えた。
少女は震える手でミミズのような生き物に触れた。
「ううっ・・・」
ぬるぬるとした不気味な感触が手に纏わりついた。
掴もうと思ってもぬるぬるして掴めなかった。
(これ・・・どこから・・・)
少女は緑の触手の根元を探るように指を這わせた。
「んっ!」
ぬるぬるとした感触は耳の穴の手前で途絶えた。
「う・・・もしかして・・・」
(耳がむずがゆかったのってこの変なミミズのせいなの・・・)
唇がわなわなと震え始め、少女の顔が青ざめた。
少女には変なミミズが耳に入ってきたのか、もともと入っていたのが出てきたのか分からなかった。
すると突然、視界の端でピンクの光が瞬いた。
触手の先端からピンク色の光が漏れ、少女の顔を照らしていた。
少女は光に吸い寄せられるようにピンクの光を見つめていた。
「んっ・・・」
耳の奥がむずがゆくなってきた。
まるで脳の奥を掻き回されているかのような感触が走った。
「ううううっ・・・んううっ・・・」
額からは汗がにじみ出て、固く閉じた瞳からは涙がこぼれた。
(気持ち悪い・・・でも、くすぐったくて・・・なんか気持ちいい・・・)
「んううう・・・うう・・・」
少女の口からは小さな呻き声が漏れていた。
しばらくすると、耳の奥のかゆみがなくなった。
脳の奥を掻き回すような不気味な感触も消えていった。
「んあっ・・・ハア、ハア・・・」
少女の口から息を切らせたような吐息が漏れ始めた。
小さな口は目いっぱい開き、口の端からはよだれが垂れていた。
少女の顔は赤く染まり、顔中を汗が伝っていた。
「ハア・・・ハア・・・」
目は見開き、青い瞳にはピンクの光が混ざっていた。
すると、少女の目の前に緑色の触手が近づいてきた。
「んっ!ああっ!ハア、ハア」
少女は物欲しそうに触手を眺めていた。
舌は震え、口から垂れたよだれがエプロンに滴った。
触手が少女の口元に近づいてきた。
「ハア、ハア・・・」
甘い吐息が白い湯気のように口から溢れていた。
「んっ!」
少女の口に触手がねじ込まれた。
「んっ・・・んっ・・・」
少女は触手をしゃぶり始めた。
鼻息が荒くなり、顎がカクカクと震えていた。
「んんっ・・・ちゅ・・・んっ・・・」
(くちゃ・・・んちゅっ・・・)
少女の口の中でよだれが音を立てていた。
「んっ!んぐっ!」
触手の先からどろりとしたゼリーのようなものが少女の口の中に注ぎ込まれた。
甘い粘液が舌の奥に流し込まれ、少女は思わず飲み込んでしまった。
「んっ、んんっ・・・」
細い喉がこくこくと上下し、触手から流し込まれた粘液を飲み干していった。
少女が液体の飲み終わると、触手が少女の口から引き抜かれた。
「んっ、ちゅ・・・んぱッ・・・」
触手は少女のよだれと触手の粘液でぬるぬるになっていた。
少女の舌と触手の間で白い粘液が糸を引いていた。
「ハア・・・ハア・・・」
少女の吐息は荒くなり、顔はさっきよりも赤くなり、首筋まで色づいていた。
汗はだらだらと顔を伝い、襟は汗でぐしょぐしょになっていた。
「んあ・・・もっと・・・」
吐息に混ざって甘い声が口から漏れた。
先ほど飲まされた粘液が効き始めたようだ。
目はとろんと垂れ、胸が苦しくなるほど鼓動が早くなっていた。
少女の頭の中は触手のことでいっぱいだった。